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[ウサギ座]
小さいですが、ギリシャのプトレマイオスの48星座の中にちゃんと含まれているものです。しかし、この星座には星座神話があ
りませんが、狩人の星座オリオンがウサギのすぐ上にあることから、このウサギがオリオンの獲物として描き出されたと考えられています。
事実、紀元前3世紀頃
の星座を歌ったアラトスの天文詩の中でも、「オリオンの足下を逃げ回り、大犬シリウスに追われる兎・・・・」とあるそうです。
もちろんそれとは別に、昔、シチリア島で野兎がはびこり、田畑を荒らした時、これをオリオン座の足元に置いて、追い払うまじないをしたとも言われています。また、ゼウスが荒々しいオリオンを鎮めるために天に上げたという風にも言われているらしいです。
ウサギ座には、この他に中国で伝わっている神話があ
ります。ただ、ギリシャ神話風のものと全く違って、地上の宮廷や町並みなどがそっくりそのまま星座となっていて、あまりロマンチックなものではないみたいです。
重要な宮廷回りの星座は、もちろん天の北極回りに集まっていて、これから遠ざかるにつれ市民の住家などとなり、天の北極から遥か遠いウサギ座にいたっては、とんでもないことに、「厠(しょくまたはし)」の星座
、つまり、厠(かわや)でトイレの星座となっています。
さらに嫌な事に、「屎(し)」の星座
までくっついてるらしいです。屎とは大小便の入り混じったものらしいです。
[かたち]
アラビアではウサギ座のα星の名前を「アルネブ」といい、これは ”兎” からきているものです。
β星の名前は、「ニハル」といい、” のどが渇いたラクダ” の意味です。もともとはα、β、γ、δの四つに付けられていたそうです。
ウサギ座の小さな四辺形(上の四つの星)は、「オリオンの足台」(アルクルシイ・アル・ジャバル)とか、「巨人の玉座」(アル・アルシ・アル・ジャウザ)とも呼ばれ、オリオン座に関連付けて見られています。