大きい画像(線有り)
大きい画像(線なし)

[キリン座]上の画像で右の星座(左はケフェウス、真ん中はカシオペヤ)

  キリン座は88星座の中でも18番目の大きな星座ですが、全ての星が四等星よりも暗いため街の夜空ではほとんど見えません。それに、特徴的な星の並びなどが無いため例え暗く澄んだ夜空でも、大して見えるわけでもありません。(上の画像の大きいのを見ればわかりますが、写真でもほとんど見えません。)
 
 このキリン座は、ドイツの天文学者で数学者のバルチウスが、その星図上に描いたものとされ、後に正式な設定者とされるヘベリウスの星図に受け継がれたものだそうです。

 バルチウスは旧約聖書の創世記第25章に登場するユダヤ人の族長イサクが妻をもらったとき、妻を乗せて来たらくだにヒントを得て、この星座を設定したと伝えられ、「らくだ」のつづりのCampelusと「キリン」のつづりのCamelopardalisが、似ていたため、いつからかキリン座と呼ばれるようになってしまったと言われ、19世紀には「らくだ座」に変えようという提案があったらしいですが、バルチウスの星図にもへベリウスの星図にもキリンの姿として描かれていて、最初からキリンの姿として作られたと考えられ、変わりませんでした。

 バルチウス以前にもキリン座として、星座に登場していて、事実、16世紀南天の星座の設定に深く関わったオランダの地理学者で地図作者のプランキウスの天球儀にもそれらしい名前があ るそうです。
このため、キリン座の設定者はプランキウスとするものもあるそうです。

 

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