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[いるか座の神話] 上の画像で左から二番目の星座   天文班トップへ

海神ポセイドンに愛された女神アンフィトリテ、彼女は恥ずかしがってか、あ るいは嫌がってか、ポセイドンから逃げ出して、別の
海の神オケアノスにかくまってもらうことにしました。というのも、海の老神ネレウスの娘であ ったアンフィトリテが他の娘達と一緒に踊り楽しんで
いるのを目にしたポセイドンが、彼女に一目惚れをし、彼女を無理矢理さらって妻にしようとしたからです。
 ポセイドンがいくら探してもアンフィトリテの行方はわかりませんでした。しかし、その時、その居場所をそっとポセイドンに耳打ちした一頭の
イルカがいました。
 それにより、ポセイドンは再びアンフィトリテを見つけ、言葉巧みに口説いて結婚を承知させることができ、イルカは、この功績により星空に
上げられ星座になったと伝えられています。


 ・神話ではないですが紀元前五世紀頃の歴史家のヘロドトスにより実在した音楽家のアリオンについての物語を伝えています。

 コリントス国の宮廷音楽家アリオンは竪琴の名手として有名でした。
 ある時、ギリシャ中の音楽家が集まりコンクールが開かれました。アリオンは見事にその大会で優勝し、賞品と賞金を手にしました。
 ところが、その帰りに乗り込んだ船が沖に出たとたん、船長や水夫達が、アリオンに刀を突きつけ、賞品と賞金を出せと脅してきま
した。
 アリオンは助からぬ命とさとると、潔く海に身を投げて死のうと心を決め船べりに立ち、言いました。
 
 「私の最後の願いとして、一曲だけ琴を弾かせてください。」

 この願いには、船乗りたちもしぶしぶ承知せざるを得なかった。そしてアリオンは船べりにたったまま別れの歌を歌い始めました。
 すると、その音色と歌声に惹かれたのか船の周りを、たくさんのイルカ達が 取り囲んでいました。
 やがて、琴を弾き終わり、覚悟を決めたアリオンは海に身を躍らせました。しかし、そのアリオンの体を大きなイルカが背に受け
止め、海岸目指し泳ぎだしました。もちろん、その他多くのイルカが後ろに続いています。
 こうして、アリオンは無事に岬まで送り届けられ、早速、コリントス王に事の次第を報告すると、王は驚きました。やがて何食わ
ぬ顔で船長と水夫達が港に帰ってくると、待ち構えていた兵士達に捕らえられました。
これによりアリオンの名声はますます高まり、そのイルカ達の行いを知ったアポロンは、彼らを星空に上げてイルカ座にし、
アリオンの竪琴もこと座として近くに置きました。


[たて座]
上の画像で言うとわし座の右下(一番右)にあ るくの字型をした星座     
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この星座はポーランドの天文学者へベリウスが設定した新星座で、彼の死後に出版された星図書の中に「ソビエスキーの楯座」の名前
で登場しています。
十八世紀になってソビエスキーの名は消えて、たんに「たて座」とされました。  

[いるか座のかたち]
 
 イルカ座の姿は西洋では、なぜかは不明ですが、旧約聖書に出てくる人物の名をとって「ヨブの棺」、アラビアでは「乗用のラクダ」、
中国では「瓜の畑」、日本では「菱星(ひしぼし)」、インドでは「鳥かご」、オーストラリアのアボリジニー達は「ほら貝」と見ていたようです。
 α星はスアロキン、β星はロタネブといいます。この由来が長い間不明だったそうです。
 イタリアのパレルモ天文台でピアッツィ台長(1801年に最初の小惑星ケレスを発見)によって1814年に出版された星表に始めて登場することから明らかになったそうです。
 ピアッツィの助手の二コロ・カッチャトーレの名前をラテン語の意味に訳して
 表記した「Nicholaus Venator」を逆さま読みにしてα、β星に命名したものです。 

 

 

イルカ座の左下にあ る小さい星座はこうま座で秋の星座です。この小馬は、ペガススの弟のケレリスという馬で、
ヘルメスがカストルに与えたものであるとか、 女神ミネルバと争ったポセイドンの持つ、三つ又の鉾で突き殺したものであ ると言われたり、 また旧約聖書のエステル記4章にある馬を表すとも言われています。

 

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